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【上海電力】岩国ソーラー発電、有害物質が出るも山口県は調査せず

5月4日の虎ノ門ニュースで、岩国の上海電力日本のソーラー発電事業が特集されています。

この特集は、ジャーナリストの大高未貴氏が取材したものでした。

 虎ノ門ニュース公式サイト: https://tora8.tv/

 

上海電力日本というのは、橋本徹氏が大阪市長だった頃に、日本で初めて大阪に、入札を経由せずにソーラー発電事業に「ステルス参入」したあの中国国営系企業の上海電力日本です。

 

上海電力日本は大阪を皮切りに日本各地に、中国の一帯一路構想として、事業を展開しています。上海電力日本のホームページで紹介されているのは、4つの発電所だけですが、大高氏が入手したパンフレットには、7つの発電所(それにも開発中の岩国は未記載)が記載されています。

 

(2022年5月4日 虎ノ門ニュース より)

 

岩国での上海電力日本の参入は、大阪の「橋下スキーム」よりも複雑な手順が踏まれています。最初は合同会社東日本Solar13(資本金20万円)が開発申請し、事業が譲渡され、途中でタイの会社も経由し、最終的に上海電力日本のものとなっているようです。

 

(2022年5月4日 虎ノ門ニュース より)

 


東日本Solar13が開発申請した(2019年3月28日)のは、環境アセスメント法改正(2019年6月1日)の2カ月ほど前です。改正によりアセスメントが厳しくなる前に急いで申請されたのではないかということです。

岩国市の福田市長のインタビューでは、福田市長はソーラー事業の申請の処理が、普通に比べてかなり速くて、奇異に感じたことを述べています。

 

「美和町の自然を守る会」の中村氏へのインタビューによると、ソーラー事業の開発が始まると、川の水が濁ってきたり、有害物資が検出されたりしているとのことです。高いレベルの鉛やヒ素が検出され、鉛については基準値を超える量が検出されているとのことです。

開発会社に「原因究明、対策を早急に」と申し入れをしたところ、「自然由来じゃないか」というのが開発会社の言い分だそうです。

県知事宛てに「土壌汚染の調査命令をしてほしい」と請願書を出しても、山口県側から違法性なしとして、蹴られたとのことです。2度か3度行って話したそうですが、土壌汚染が明確でないと県が判断しています。

地元の人は、土壌汚染の可能性があるから調べてほしいと言っているに、山口県からは何もしてもらえていないという状況です。

 

山口県は「ステルス参入」している企業の側の方についているようにも見えます。気のせいでしょうか。

 

「美和町の自然を守る会」の中村氏が、インタビューの中で開発会社のことを東日本Solarと言っていました。

大高氏によると、ここはポイントだそうで、上海電力というのは調べないとなかなか出てこない名前だそうです。そして、上海電力日本と東日本Solar13は同じ丸の内ビルディング(東京駅のすぐそば)にオフィスを構えているそうです。

 

 

それにしても、有害物質が出ていて自然が破壊されているかもしれない状況だとすると、山口県側が全然対応しないというのは釈然としないものがあります。

 

 

 

minor-news.hateblo.jp

 

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