金(ゴールド)が、10月7日に1オンス4000ドルを初めて突破しました。今年1月以降、金価格が50%以上急騰しています。
今年1月にはゴールドマンサックスなどによる2025年後半に金価格が3000ドルに達する可能性が報じられていたところ、3月には史上初の1オンス3000ドルを突破していました。
10月7日、金の先物価格が史上初めて1オンス当たり4000ドルを突破した。今年1月以降、金価格が50%以上急騰している背景には、各国の中央銀行による金の買い増しや投資家のドル資産からの逃避、金融緩和、地政学的緊張など複数の要因が絡んでいる。
このように金が高騰を続ける中、ゴールドマン・サックスは7日、2026年12月の金価格予想を1オンス=4900ドルとし、従来の4300ドルから引き上げています。
ゴールドマン・サックスは7日、2026年12月の金価格予想を1オンス=4900ドルとし、従来の4300ドルから引き上げた。欧米の上場投資信託(ETF)の資金流入が堅調なほか、中央銀行が購入を継続する可能性が高いとした。
ゴールドマン、26年末金価格予想4900ドルに上げ 上振れリスクも | ロイター
国内について見てみると、国内の代表的な金価格の指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格(1グラムあたり、税込み)は、14日午前9時半時点で、前週末比618円高の2万2326円となり、初めて2万2000円を超えました。
国内の代表的な金価格の指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格(1グラムあたり、税込み)は、14日午前9時半時点で、前週末比618円高の2万2326円となった。2万2000円を超えるのは初めて。
金価格は上昇が続いており、先月下旬に初めて2万円を突破。それから2週間ほどで約1割上昇したことになる。
値上がり続ける金価格、初の2万2000円超え…2週間で1割上昇 : 読売新聞
高騰する金に人気が集まっていて、貴金属店では金の現物が品薄になっています。
高騰する金(ゴールド)が人気を集め、貴金属店の店頭で品薄になっている。とりわけ50グラム以下など小さなサイズの地金は生産が追いつかず、一部の店舗では販売を中断している。世界的な情勢不安が続く中で、安全資産といわれる金への需要は膨らむ。
ゴールド地金「売り切れ御免」 人気過ぎて生産間に合わず - 日本経済新聞
金だけではなく、銀価格も急騰しています。
銀の価格は年初来で78%以上も急騰し、40年前に記録された史上最高値を突破しています。
銀の価格は年初来で78%以上も急騰し、40年前に記録された史上最高値を突破したうえで、米国時間10月13日には新たな最高値をつけた。
銀スポット価格は過去24時間で約3.5%上昇し(米国記事公開時点)、1オンスあたり52.25ドル(約7942円。1ドル=152円換算)に達した。
これまでの銀スポット価格の最高値は、金先物の上昇と歩調を合わせて政府閉鎖中に50ドル(約7600円)の大台を突破した10日に記録されたものだ。これにより、1980年1月に記録された49.95ドル(約7592円)の過去最高値を上回った。
金が、3月に1オンス3000ドルを超えて、10月にもう4000ドルに到達しているチャートを見ると、過熱感が心配な状況になってきました。
そろそろ調整が入りそうなのではという気がしますが、金などの価格の上昇はどこまで続くでしょうか。
NISA成長投資枠で、ゴールドの投資信託を少しだけ買っています。もっと買っておけばよかったなと思いますが、ここまで上がると今からはさすがにちょっとと思います。
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