拉致集会「ガス抜きになってはいけない」保守党・百田氏の熱いスピーチ

北朝鮮による拉致被害者の家族会などが24日、東京都内で開いた国民大集会に、各党で拉致問題解決に向けて取り組む国会議員らが出席しました。

長年進展がなく問題の風化を懸念する声が相次ぐ中、日本保守党の百田尚樹代表は他党のあいさつを批判して、その後、壇上に立った超党派の「拉致議連」役員が反論するという一幕がありました。

北朝鮮による拉致被害者の家族会などが24日、東京都内で開いた国民大集会には、各党で拉致問題解決に向けて取り組む国会議員らが出席した。長年進展がなく問題の風化を懸念する声が相次ぐ中、日本保守党の百田尚樹代表は他党のあいさつを批判。その後、壇上に立った超党派の「拉致議連」役員が反論する一幕があった。

各党代表の中で最後にあいさつした百田氏は「『（拉致問題を）啓発しなければならない』『広報しなければ』。（出席した国会議員の）皆さんはそう言いますが、それなら国会で強い決議表明してくださいよ」と批判。さらに「この大会はガス抜きになってはいけないと思う」とまで主張した。

これに対し、超党派でつくる「拉致議連」の事務局次長を務める山田賢司衆院議員（自民）がその後、壇上で反論。「百田さん、国会決議は何度もやっている。また、あえて私が言うことではないが、ここに参加している国会議員全員は悔しい思いをしている。悔しい思いをしながら、みんな政府に超党派で『何とか（被害者を）取り返してくれ』という思いでやっている。それはぜひ分かっていただきたい」と話した。

www.sankei.com

百田氏のスピーチは、拉致問題が全然進まない状況で、政府の対応を批判する熱のこもったものでした。

たしかに百田氏が指摘しているように、自民党やその他の議員はスピーチではきれいごとを並べているものの、拉致問題は全然進展が見られません。

自民党・山田議員は「ここに参加している国会議員全員は悔しい思いをしている」と自己弁護をしていました。

しかし、自分の家族が何十年もさらわれたままになっている被害者家族の前でよくそんなことが言えたもんだなと思います。被害者家族の方々は悔しいどころじゃないと思うのですが。

また、この記事では書かれていませんが、自民党・山田議員は、百田氏が物騒な人物だと思わせたいのか、言ってもいないことを言ったかのようにして発言していました。

自民党の山田賢司はデタラメ野郎

日本保守党の百田尚樹党首は

・戦争で取り返すべきだが憲法9条がありそれは不可能だから強い経済制裁をすべき

と言ったのにコイツは百田氏ができないと否定した事を「軍隊を出せ自衛隊を送れとかっこいい事言うのもいいでしょう」とまるで言ったかのような印象操作 https://t.co/X0SsFQhisn pic.twitter.com/LaDrOyfVl3
— 船木朱音 (@kensyuu12) 2025年5月25日

そして、あまりにも核心を突かれてこれ以上聞いていられなかったのか、スピーチの最後の方では、自民党・古屋圭司・拉致議連会長が「話が長い。時間オーバーだ」と野次りました。

百田氏は「長いのは僕だけやない。石破総理はもっと長かった。少々長いくらいで文句言うな。47年も待っとるやつがおるんや！」と言い返しました。

この動画の5分28秒くらいに古屋圭司・拉致議連会長が「話が長い。時間オーバーだ」と野次った。そして司会の櫻井よしこさんに、「演説を止めさせろ」と言った。
頭に来た私は、
「長いのは僕だけやない。石破総理はもっと長かった。少々長いくらいで文句言うな。47年も待っとるやつがおるんや！」… https://t.co/Zy99O18sdh
— 百田尚樹（作家/日本保守党代表） (@Hoshuto_hyakuta) 2025年5月24日