赤沢亮正経済財政・再生相は関税協議のために、6月26日から7度目の訪米をしていました。
27日にラトニック米商務長官と対面で約1時間協議し、28日には午前約15分間、午後約20分間電話で協議しました。
米側の交渉責任者であるベッセント財務長官との協議は調整がつきませんでした。
訪米中の赤沢亮正経済財政・再生相は米東部時間28日、2度にわたりラトニック米商務長官と電話協議した。内閣官房は「貿易の拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力等について実りある議論を行った。引き続き、日米間で精力的に調整を続けていく」とした。
赤沢氏は7回目の関税協議のために、26日から米国を訪問していた。28日午前に約15分間、午後に約20分間電話で協議した。27日にはラトニック氏とは対面で約1時間協議した。
赤沢氏は当初は26〜28日としていた米国での滞在期間をさらなる協議のためとして延長した。米側の交渉責任者であるベッセント財務長官との協議は調整がつかずに、29日に米国を出発して30日午後に日本に戻る。
アメリカにまで行ってラトニック米商務長官と電話で協議したり、アメリカ側の一番の責任者であるベッセント財務長官と協議できなかったりと、赤沢氏の能力にはかなり疑問を感じます。
交渉材料もないまま協議しようとして、アメリカ側に相手にされなくなくなったのかなと思いましたが、それだけではありませんでした。
驚くことに、赤沢氏は日米関税交渉を巡る過去7回の米国訪問について、多くは日程の約束がないまま現地入りしていたとのことです。
「押しかけ成功率100%」。赤沢亮正経済再生担当相は1日の記者会見で、日米関税交渉を巡る過去7回の米国訪問について、多くは日程の約束がないまま現地入りしたと明らかにした。その上で、いずれも閣僚協議が実現したので問題ないとの認識を示した。
赤沢氏は「羽田空港を離陸時点で日程が確定していないことがほとんどだ」と説明。「押しかけてカウンターパートの閣僚と会えなかったことはない」と胸を張った。
もっとも、7回目となった6月末の訪米で協議したのはラトニック商務長官のみ。米側責任者のベセント財務長官とは、現地滞在を延長したにもかかわらず会談はかなわなかった。
【ピストン赤沢】赤沢大臣さん、国民の血税を使った度重なるトランプ関税交渉名目の渡米は、相手との調整は全く関係無しの一方的な「押しかけ」だったことを大暴露してしまう。
— Poppin Coco (@PoppinCoco) 2025年7月1日
pic.twitter.com/34DcCtZZA6
政府広報オンラインに赤沢氏の記者会見の動画が掲載されています。本当に赤沢氏が「押しかけ成功率100%」と発言しています。(動画6:53ごろ)
https://www.gov-online.go.jp/press_conferences/minister_of_state/202507/video-299706.html
山口敬之氏の解説によると、赤沢氏は単に石破氏と同郷であり子分であるから関税協議を任されているだけということです。
初回のトランプ大統領との会談では軽く扱われていることなども4/20の動画では解説されています。

交渉にあたるのは、山口氏の解説にもありますが、自民党の茂木氏が適任だったようです。
茂木氏は、令和2年に発効した日米貿易協定の交渉を担っていました。トランプ氏もその手腕に太鼓判を押し、「タフネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」との称号を与えていました。
ダメな総理大臣が、役に立たない大臣を関税協議担当にしてしまった結果がもうすぐ出るかもしれません。
トランプ大統領は、日本との関税交渉で来週の期限までに合意に至らなければ、日本に「30%か35%」の関税を課す考えを示しています。当初の24%から大幅に上がる数字となっています。
交渉期限は今月9日に迫ってきています。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は1日、日本との関税交渉で来週の期限までに合意に至らなければ、日本に「30%か35%」の関税を課す考えを示した。
トランプ氏は、「解放の日」だ呼んだ4月2日に、世界各国への関税の大幅な引き上げを発表。日本への関税は24%とした。だが今回の数字は、それを大幅に上回る。
アメリカは4月の発表後、日本を含む貿易相手国の大半に交渉時間を与えるとして、関税を90日間、10%に引き下げた。
この期限は今月9日に切れる。トランプ氏は、期限を延長する考えはないとしている。
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