7月20日、東京・霞が関の司法記者クラブで、木原誠二官房副長官の妻の前夫、故安田種雄氏の親族らによる記者会見が開かれました。
遺族からは、父親と二人の姉が出席していました。
その動画が公開されています。
この記者会見により、今まで報じていなかったメディアが木原官房副長官の元夫不審死事件を取り上げ始めています。状況が大きく動いたようです。
ただ、テレビ局はこの記者会見に取材に来ていないようなことを百田尚樹氏がYouTubeの動画の中でコメントしていました。
この記者会見や事件について、産経新聞、夕刊フジ、東京新聞、日刊ゲンダイ、AERA、文春、集英社などの記事がオンラインで読むことができます。
その中で、独自の取材情報を入れている集英社オンラインの記事は、ポイントも抑えられていて読みごたえがありました。
捜査が縮小した時期は、X子さんの現在の夫である木原氏が自民党情報調査局長に就任した直後だ。捜査の縮小に、X子さんが木原氏の妻であることが影響したのだろうか。
その点に対する考えを問われると、種雄さんの姉は「その辺の真実を私たちも知りたい」と切実な思いを明かし、「犯人がつかまったとしても、弟が戻ってくることはない。ただ真実を知りたい。知っていることがあれば言っていただきたいです」と訴えた。
「週刊文春」が種雄さんの不審死をめぐる疑惑について報じた直後、木原氏は代理人を通じて「事実無根の内容。文藝春秋社に対し、刑事告訴を含め厳正に対応いたします」などとするコメントを発表。その一方、「家族のケアが必要だから」という理由で、記者団の取材には応じていない。また、7月16日からの岸田首相の中東訪問には同行すると記者団に連絡しながら、姿を見せなかった。
20日の会見で、種雄さんの姉は「私たちが今ここにいるのが、すべて。事実無根ではありません。訴えるのではなくて、みんなの前で説明をしてほしい。何もないのであれば、説明できるのではないかと思います」と語った。
遺族の思いを、木原氏はどう受けとめるのだろうか。
木原氏は、文春の記事を事実無根だと言って、刑事告訴までちらつかせました。しかし、遺族が記者会見に登場して事実無根ではないと発言したことも書かれています。
集英社オンラインの記事の最後には、『「集英社オンライン」では、今回の”事件”について取材をしており、情報を募集しています』と書かれていて、この事件を積極的に扱っていきそうな気配です。
《会見速報》木原誠二副長官妻の元夫“怪死事件”をめぐり遺族が記者会見 「テレビや新聞で広く報じてほしい」と涙の訴え | 文春オンライン
男性死亡で遺族再捜査要請 「木原氏妻の元夫」 - 産経ニュース
「まともに捜査されず闇に葬られた」 木原誠二官房副長官妻の前夫“不審死”で遺族が会見を開いたワケ(1/3)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)
男性死亡で遺族が再捜査要請 06年に遺体、木原氏妻の元夫:東京新聞 TOKYO Web
木原誠二氏妻の元夫・安田種雄さん遺族が記者会見 自殺扱いも不審点、再捜査要請 文春砲に木原氏「事実無根」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
ひろゆき氏も、本日7月22日にこの事件についてツイートしました。これによって、この事件がかなり多くの人に知られることになりそうです。(投稿後6時間弱の時点で、表示回数が275万)
喉から肺までナイフが刺さって死んだ夫。
— ひろゆき (@hirox246) 2023年7月22日
ナイフは足元にきちんと置かれる
夫の父親が、深夜に駆けつけて死体を発見して通報。捜査員が駆けつけて現場検証。
その間、1メートル離れた部屋にずっと居た妻は通報をせずダンマリ。妻は遺体を引き取らず。
コナンくんの出番かな?https://t.co/iJE8mD0w5T
今年2月に岸田総理は、首相秘書官が性的少数者に対する差別発言をしたときは、その翌日には更迭しました。
岸田総理が今後、右腕と言われる木原官房副長官に対してどのような対応をするのか(あるいは何もしないのか)注目です。
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