zakzak(by 夕刊フジ)の記事によると、朝日新聞が自民党と公明党の与党で過半数(233議席)維持できるかは「微妙な情勢」と伝えているそうです。
朝日新聞は19、20両日に全国約36万人の有権者を対象に実施した電話とインターネットによる調査をもとに、自民党と公明党の与党で過半数(233議席)維持できるかは「微妙な情勢」で、「自民は公示前の247議席から50議席程度減る見通し」と伝えた。
産経・FNNの情勢調査でも、公示前の自公の288議席から70議席程度落ち込みそうという結果になっています。
もし288議席から70議席程度落ち込んでしまったら、余裕で過半数の233議席を下回ります。
産経・FNNの情勢調査によると、自民党は公示前の256議席から、小選挙区と比例代表を合わせて「60議席程度減少」する可能性がある。公明党を加えた与党全体でも、公示前の288議席から70議席程度落ち込みそうだという
このような情勢の中、石破首相は党の緊急通達を出し「死に物狂いで全国を駆け回る」と切迫感を示しています。
報道各社の情勢調査では、自公で過半数割れする可能性も取りざたされている。首相は21日付で出した陣営向けの党の緊急通達で「死にもの狂いで全国を駆け回る」と切迫感を示した。
門田氏がこの緊急通達について投稿していますが、”全党一丸”を消し去った張本人が「全党一丸となって」はある意味滑稽です。
多くの旧安倍派の議員を、非公認にしたり、比例重複を認めなかったりしたら、それにより議席が減るというのが想像できなかったんでしょうか。
石破首相の緊急通達が悲壮。「選挙は重大な局面を迎えている。この選挙は改めて言うまでもなく“政権選択”選挙である。わが党の底力を発揮するのは、今この時。全党一丸となって国民のために決戦に勝利しよう」と。“全党一丸”を消し去った張本人が「緊急通達」。まともに受けとる人は誰かいるのだろうか pic.twitter.com/Fn5DaqFpQ9
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) 2024年10月22日
自民党は、岩盤保守層に支援されている限り支持率が3割を切ることはないと言われています。
島田洋一先生の『トランプで世界はこう変わる!』によると、安倍元首相は右から3割の声にしっかりと耳を傾けなければならないと言っていたそうです。
本産経新聞政治部長の石橋文登によれば、安倍は常々こう語っていたという。
右から3割の保守勢力をがっちりと固めることが重要なんだ。左翼勢力は、声はでかくてもせいぜい1割に過ぎない。騒げば騒ぐほど右は固まる。そうすれば選挙で負けることはない。だから自民党は常に右から3割の声にしっかりと耳を傾けなければならない。
しかし、今回の内閣には、安倍元首相を背中から撃った石破首相を筆頭に、安倍元首相を国賊呼ばわりした人物がいたりして反安倍内閣とも言われています。
旧安倍派が粛清のような扱いを受けていて、岩盤保守層の支持が期待できない状態では、自公で過半数割れと言われても、まあそうですよね、としか思えません。
しかも今日もまだ、新たな石破首相関連での政治資金報告書の不記載の告発や、自民党が非公認の候補に公認候補と同額の2000万を振り込んだりという報道がでてきています。
石破首相に新たな告発状 大学教授が提出 政治資金収支報告書に「過少記載」 - 産経ニュース
自民、非公認候補側に2000万円 「活動費」名目、公認と同額―衆院選:時事ドットコム
今回の衆院選で、いったい自民党の議席はどこまで減るでしょうか?
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