週刊文春の最新号(8月31日号)でも「木原事件」は扱われています。
「木原事件 嘘つきは五人いる」という見出しです。
花田氏の「週刊誌ウォッチング」では、「盆明けも止まらぬ『文春』の「木原事件」追及」として、この文春の記事を大きく取り上げています。
花田氏は、この文春記事の中でも、特に、警察上層部がどのように火消しにかかったかというところをピックアップしています。
8月9日、世田谷署の一室で、捜査一課特命捜査第一係長のW警部が、変死した安田種雄さんの遺族に「自殺と考えて矛盾はありません」と〈事前に用意された〝模範解答〟を淀(よど)みなく披露した〉という。
その自殺説がいかに無理筋かを、『文春』は具体的に反論し、説得力十分。恐るべし『文春』の取材力、と思ったのは警視庁の内部の動きまで、克明に書いていること。
7月26日の夜、〈警視庁の重松弘教刑事部長の執務室に集まったのは、刑事部のナンバー2である井ノ口徹参事官と、國府田(こうだ)剛捜査一課長〉。
この日正午に、文春電子版で佐藤誠元警部補の実名告発が公開されたのを受けて、〈「露木長官が『火消しをしろ』と重松部長に命じ(中略)『どうにかしてやれよ』と発破をかけたのは、元警察庁長官で現在は木原氏とともに官房副長官を務める栗生俊一氏」(捜査関係者)〉。
三者会談の内容など、情報の出どころは三者以外にあるまい。
木原誠二官房副長官、いよいよ年貢の納め時では。
最新号の文春の記事を読みましたが、事件性がありとしか思えないような事件を警察上層部が自殺で片付けようとする様子が克明に描かれていて、かなり踏み込んだところまで書かれているなと思いました。そして、もし本当に権力を持ってる者が警察を思うように操ることができるとしたら、かなり怖い話だなと思います。
文春の記事では、法医学者が「自殺と考えるには無理がある」と鑑定したことや、裁判官が「事件性がある」という相当な理由を認めて、捜索差押許可状を発布したことが具体的な反論として書かれています。
つまり、法医学者も裁判所も「他殺の可能性がある」と判断していたのだ。
このような事件性ありと思われる事件を、木原氏は警察に幕引きさせる影響力を持っているように見えます。
そして、木原氏の違法風俗通いも、自民党では特に処分されることもなく、木原氏はやりたい放題のようです。
政治家にこんなにスキャンダルがあって、全然処分されず、記者会見もしないで逃げまわるというようなことは、過去にはあまりなかったんじゃないでしょうか。
木原氏がかなりの影響力を持っているために、多くのメディアは手を出せないのかもしれません。
岸田総理が、木原氏を擁護しているようなことも、今回の文春記事に書かれています。
今の自民党、かなりおかしな状態になっているようです。
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