日本保守党の竹上議員が離党届を出しました。
竹上議員は河村議員とともに維新を離党した議員らと合流するのではないかという可能性が指摘される状況となっています。
19日に、日本保守党の竹上裕子衆議院議員が離党届を提出したことが報じられました。
離党届については、メディア報道が先行していて、百田代表は寝耳に水ということでした。
竹上議員の離党届の報道だけが先行した状態であり、支持者の不安を払拭しようという意図なのか、百田代表は19日、20日と立て続けにYouTubeでライブ配信を行いました。
竹上裕子議員、離党!!これは法律的は全然問題ではありません!!
そのあと、百田代表が動画の中で予告していたように、20日に有本香事務総長もライブ配信を行いました。
有本氏のライブの内容が百田代表にも驚きだったようで、有本氏のライブ配信後に百田氏はすぐさまライブ配信を行っています。

一連のライブの内容での重要なポイントは以下のようなところだと思います。
・河村議員の反党行為とも思えるような行動が継続していた。有本氏やスタッフは河村氏の行動が不満であったが、ずっと百田氏が温情対応していた。
・19日に、百田氏、有本氏が河村氏と会談。日本保守党と減税日本との特別友党関係の見直しの話を出すとともに、河村氏との関係については、河村氏の実績、経験は重要なので今後も一緒にやっていきたいという話をした。会談は録音されている。
・竹上議員の離党届が、百田氏、有本氏、河村氏の会談のその日に日本保守党に届いた。
・竹上氏は、衆議院比例ブロックでの当選。衆議院比例ブロックは、参議院全国比例と違って政党名でしか投票しない。「日本保守党」の候補者として当選したのに離党というのは、多くの支持者が納得していない。
・衆議院比例ブロックの当選者である竹上氏は、離党しても「既存」の政党に直接入ることはできないが、新しい政治団体には加わることができる。メディア報道での竹上氏が「当面は無所属で活動する」という表現にはそういう含みがある。
・百田氏はあくまでも噂ということで、今月維新を離脱した3人の議員に、保守党の竹上氏や河村氏が合流する話を紹介した。ところが、有本氏は維新を離党した3人の議員と河村氏、竹上氏が会食していたという情報まで把握していた。その会食には元議員や維新の現職議員もいた。
・国会議員が5人集まれば国政政党の要件を満たす。億単位の政党交付金が入る。
・19日の会談で河村氏は日本保守党から決別を言い渡されるのではないかと考えていて、機先を制するために竹上氏に同日付で離党届を出させたのではないかと、百田氏は推測。河村氏は今までにも先にメディアにリークする手を使っていた。
・19日の会談で、百田氏らは河村氏に一緒にやっていこうと言ったときに、河村氏側からは決別を言い出さなかった。河村氏は自分の立場をまだ明確に明らかにしていないところから考えると、維新を辞めた3人との合流の話はまだ完全ではないのかもしれない。
・竹上氏は支援者に離党について河村氏の了承済の行動であるという内容を送っているという情報がある。
・19日の会談の内容が河村氏の想定と違ったものだったように見える。竹上議員だけがフライングした形になっている。
・百田氏は、有本氏の動画を見て本気で怒っていると感じた。
維新の3衆院議員が離党届 守島正、斉木武志、阿部弘樹の各氏 国会議員団運営に反発か - 産経ニュース
有本氏の動画はなかなか迫力があり、非常によかったです。これは支持者の方々には必見の動画かもしれません。
竹上氏は、当初の報道によると来週にも記者会見をするということでしたが、記者会見をするのでしょうか?
百田氏、有本氏らが明かした多くの情報について様々な質問がされると思われますが、答えられるのでしょうか?
そもそもまだ竹上氏の離党届は受理されていません。
竹上氏や河村氏が次にどのような行動をとるのかが見どころかもしれません。
ちなみに、島田議員によると、「除名」は温情措置であり、『議員辞職するまで離党届を受理せず、その間「飼い殺し」の方が厳しい場合がある。』とのことです。
「除名」というと厳しく聞こえるが、実際は、無所属として議員の身分の保持を許す温情措置。
— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) 2025年9月20日
無所属議員が5人集まって適当な「新党」を作れば、政党助成金も受け取れる。
それを「持参金」に、次の総選挙で、参政党か国民民主党、自民党あたりに公認を求めるというのが分かりやすいシナリオ。… https://t.co/vjej9iuqiS pic.twitter.com/05hqNBfqkB
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