愛知県の大村秀章知事のリコール（解職請求）運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反の疑いで、運動事務局長の元県議とその次男が逮捕されました。
最近、昨年の愛知県知事のリコール関係のニュース少し見かけます。
ただ、リコール運動があった昨年8月当時ほぼメディアはリコール運動のことを報じませんでした。
日本で初の知事のリコール運動だというのに、ほとんどのメディアが報じませんでした。
ネットでメディアの「報じない自由」という言葉を目にしますが、こんなにすごいんだとちょっと怖くなりました。
例えば、リコール運動の頃に、こんなことがありましたが、ほとんど報じられてなかったようです。
・2020年8月下旬、知事リコールの会発足し、署名活動スタート。
・リコール妨害でデマを流布する人が出現し、高須院長が刑事告訴。
・リコールの会のHPがサイバー攻撃を受け、ダウン。
・高須院長の車が細工され、警察に届け出。
・リコール署名に参加していた人に暴行を加えた男性が逮捕された。
去年のリコールの時期に、月間Hanadaの「大村知事リコール」特集号というのが発行されました。
そこに書かれていますが、知事リコールの会の発足の会見は、当初愛知県政記者クラブで会見予定だったのが、問い合わせが殺到し、三密をさけるために、ホテルで開催することに変更になりました。
しかし驚くことに、会見の翌日、リコール運動のことを全国紙(東京紙面)では、産経以外報じていなかったとのことです。
この「大村知事リコール」特集号には、その発足記者会見の全記録だけでなく、リコールの経緯など色々な角度の記事が掲載されています。
この愛知県知事リコールのきっかけは、愛知・大村知事が「表現の不自由展」という展示会を許可したことでした。
展示されていた代表的なものはこういうものです。
・昭和天皇の肖像が焼かれ、灰になったあと踏みつけられる映像作品。
・慰安婦像（韓国日本大使館の前やドイツでも問題になっている少女像）
大村知事がこういう展示会を、税金を使って開催したのです。(愛知県は、文科省にも補助申請しましたが、却下されました)
この特集号で、作家の竹田恒泰氏は「実体はただの反日展」という記事を寄稿しています。
展示会は、開幕後「大炎上」し公開後3日で展示中止となりましたが、その後再開されました。
それに中止を求めた河村たかし名古屋市長が抗議の座り込みをしました。
座り込みのときの、河村市長の「日本国民に問う！陛下への侮辱を許すのか！」というプラカードを持っていましたが、NHKは、そのプラカードが映らないように河村市長を撮影し報道しました。
(月間Hanada セレクション 大村知事リコール！ より)
この愛知リコールは、私にとってメディアに対する見方、考え方が大きく変わる出来事でした。
愛知リコールの運動が行われている当時は、反日のような展示会を開催した知事のリコールが認知されないよう、メディアが意図的ではないかと思えるくらい、取り上げていなかったです。
これはつまり、愛知に限ったことではなく、もし何かよからぬことが起こっていたとしても、メディアは意図的に伝えないかもしれない、ということだと思いました。
何かよくないことが、読者の皆さんの周りでも既に起こっていて、メディアはそれを報道していないかもしれません。
これからの世代の人たちのため、知らぬ間に日本の状態がどんどん悪くなってる、とはならないよう気を付けないといけないなと思います。
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