自民党のXの公式アカウントが、参議院選挙の真っ最中の13日に、外国人の運転免許の切替の厳格化について発信しました。
重要な変更点として、住所要件の厳格化、知識試験の大幅強化などが記されています。
1. 住所要件の厳格化
居住実態のある方のみ対象、観光客の取得は不可 ※免許更新時も適用
2. 知識試験の大幅強化
問題数 10問→50問、合格基準 70%→90% より実践的な内容へ
3. 技能確認の適正化
新規取得と同等の基準 安全運転の確実な確認
自民党は外国人の運転免許切り替えを厳格化します
— 自民党広報 (@jimin_koho) 2025年7月13日
3つの重要な変更点
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1. 住所要件の厳格化
居住実態のある方のみ対象、観光客の取得は不可
※免許更新時も適用
2. 知識試験の大幅強化
問題数 10問→50問、合格基準 70%→90%
より実践的な内容へ
3. 技能確認の適正化… pic.twitter.com/WN1vLbJQdu
「知識問題の大幅強化」にて、合格基準を90%(日本の免許試験と同じ)にするということですが、問題数も日本の免許試験と同じ95問にすればいいんじゃないかと思ってしまいます。
当然のように自民党のこの投稿へのリプライは批判コメントであふれています。
外免切替の今の状況は与党の議員によって進められたと言われていたりするためか、マッチポンプというコメントちらほらありました。
あと、すぐにやれとか、既に緩々の試験で外免切替した外国人を何とかしろ等のコメントも目立っていました。もっともな意見だと思います。
この外免切替について、警察庁が10日に、外国人観光客を制度の対象外とする道路交通法施行規則の改正案をまとめています。
道路交通法施行規則の改正案についてのパブリックコメントは既に始まっています。
パブリックコメントを経て、10月1日には厳格化の運用開始を目指すとのことです。
外国の運転免許証を日本の免許証に切り替える「外国免許切替(外免切替)」制度について、警察庁は10日、審査を厳格化し、外国人観光客を制度の対象外とする道路交通法施行規則の改正案をまとめた。交通ルールを確認する問題数も従来の5倍の50問に増やす方針で、パブリックコメント(意見公募)を経て、10月1日の運用開始を目指す。
この道路交通法施行規則の改正というのは国会での法改正を伴うものではなくて、行政で対応するもののようです。
それを自公政権は今までやってきませんでした。
今年2月には、日本保守党の竹上議員が外免切替の問題について質問主意書を出していました。
そのときの石破首相の答弁書は、調べてないからわからないというようなまったくやる気がなさそうなものでした。
今まで放置していたのに、選挙に負けそうになったら対応し始めるというのも不愉快です。
須田氏が、自民党の内部資料(選対NEWS)に関する動画を上げました。
この資料には、各候補者などが演説の際に使えるようにということで、外免切替の厳格化の情報がまとめられています。

自民党が何とか頑張って用意した選挙でのアピールポイントがこのレベルということでしょうか。
上記のXの投稿で批判コメントが殺到しているように、状況を分かっている人からすると、これを演説で聞いたら余計にマイナスの印象が強くなるだけなんじゃないでしょうか。
ところで、自民党の外国人の運転免許切替の厳格化の投稿についていたアニメが非常に不愉快に感じます。
外国人を無秩序とも思えるような入れ方をしておいて、日本人の安全な暮らしを壊しているのはいったいどの党でしょうか。

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