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ウイグル人の証言集、『命がけの証言』

ウイグル人の弾圧について証言集である『命がけの証言』を読みました。

清水ともみ氏が、ウイグル人が体験した過酷な体験を漫画で表した本です。

ウイグル人6人の(実名を明かした)本人による証言と、1人の亡くなった方の関係者による証言が、それぞれ漫画で表されています。

 

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序章では、清水氏と楊海英氏(静岡大学教授)との対談が掲載されています。この序章の対談では、コンパクトに問題が整理されていると思いました。

 

楊 「移住した先々で中国人のコミュニティを形成し、共存することなく自分たちの一族を増やして数で圧倒してしまう」
清水 「恐れているからこその行動なのですね。日本の地方の過疎地域では中国人の帰化がとても増えているようです。それもウイグルや内モンゴルでやっている侵略と同じですよね。いずれ過疎地で中国人の数が日本人を逆転してしまうのでは」


日本では、北海道が一番有名かもしれませんが、日本全国各地の土地が外国資本に買われていることが、以前より問題になっています。政府は、去年ようやくその対策に乗り出しところです。

 

楊 「日本のメディアはウイグル問題には特に冷たい。内モンゴル問題やチベット問題は多少報道したりするのですが、ウイグル問題はほとんど報道していません。」
清水 「よほど都合が悪いのでしょう。『その國の名を誰も言わない』に
書きましたが、中国共産党は、強制収容所に収監している人々から臓器を強制摘出し、年間十万件以上の臓器を全世界に提供しています。」

 

清水 「その技術に日本も協力していますよね。長年に渡る巨額のODAによる日中友好病院、医療留学生への技術指導で」


臓器移植のことはあまり知りませんでしたが、なかなか怖いことです。

 

証言に基づいた漫画の内容は、なかなか恐ろしいものでした。中身を読むと、証言することはたしかに命がけだということがわかりました。

 

ところで、清水氏が、モンゴルのことについて公開されているのがありますが、下記のリンクにあるような感じの漫画が『命がけの証言』で描かれています。

作者の漫画によって残酷な内容が多少緩和されていると思います。

また漫画で描かれることによって、文字で読むよりも伝わりやすくなっているところはかなりあると思いました。

 

 

 

ツイッターでの清水氏とフォロワーの方とのやりとりで、この問題を多くの人に知ってもらうために、何ができるかという話がありました。

多くの人に知ってもらうためにできることの一つとしては、図書館に本を寄贈するということが紹介されていました。実際にやられている人もいるそうです。

 

この本も含め、多くの人が読んだほうが良いと思われる本は、今後地元の図書館に寄贈してみたいと思います。

 

 

命がけの証言

命がけの証言

 

 

 

 

 


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