河野太郎氏のブログで、「敵基地攻撃能力から抑止力へ」というタイトルで、先の総裁選でも議論のあった敵基地攻撃能力について寄稿しています。
以前、有本香氏が河野氏の本『日本を前に進める』について虎ノ門ニュースで、内容が無いという趣旨で感想を述べていました。
そのコメントも頭の片隅にありつつ、このブログを読みましたが、こういうことかと納得しました。
色々書いてあるのですが結局書いてあるのは簡単にいうと、「敵基地攻撃能力」はよくない、議論が必要、ということです。
敵基地攻撃能力の代わりに、具体的にこういう方針で進めるべき、そしてこのような法整備が必要というようなことは、書かれていません。
代替案は一切無しに、「敵基地攻撃能力」はよくない、議論が必要とだけ書かれているようです。
河野氏のこのブログの主張が、河野家の親族企業と中国が関係が深いことと関係しているかどうかは不明ですが、日本がもし敵基地攻撃能力を持たないとなると、それが都合の良いのは相手国です。
河野氏が、総裁選のときに、対中非難決議に対する見解を質問され、ずっと無視していたものの、非難が殺到し、遅れて回答したのも思い出されます。
#河野太郎 候補からのアンケート回答です。#対中非難決議 について「時期はわからないが、採択するべき」との回答は率直に評価します。ただ、繰り返し回答を求めても返事もなかったのに、今朝の産経新聞1面での「河野氏回答せず」が出て、批判が殺到したからの返信かなというのが残念です。 https://t.co/l0ZSt9kvXG pic.twitter.com/pyiyXWgqgB
— Hidetoshi Ishii🇯🇵(石井英俊) (@ishii_hidetoshi) 2021年9月23日
議論が必要だというのは、上記のブログでも何カ所か出てきますが、河野氏がよく使う表現のようです。しかし、河野氏は防衛大臣時代にイージス・アショアを突然やめると言い、関係者に根回しもなかったようで憤っている議員がいました。
櫻井よしこ氏の講演会でその河野氏の行動に触れていました。また、櫻井氏の著書『赤い日本』(第4章 敵基地攻撃と学術会議)でもそれについて書かれています。
「振りかえれば、河野太郎氏が突然、イージス・アショアを取りやめると宣言した時から、日本のミサイル防衛政策は顕著に迷走し始めました。代替策も全く考えずに、いきなり止めたとだけいうのですから、無責任の限りです」
以前の安倍氏のある発言が、個人的に引っかかっていたのですが、今回の総裁選で腑に落ちました。
安倍氏が、ポスト菅の名前を上げたときに、自分の名前が入ってなくて、石破氏が不快感を示したという記事がありました。そのときに名前を上げられていたのは、茂木氏、加藤氏、下村氏、岸田氏です。この頃は、河野氏が、次期首相にふさわしい人として世論調査で有力候補として名前がよく上がっていましたが、安倍氏は名前を上げていませんでした。(虎ノ門ニュースで、田北氏も指摘していました)
今回の総裁選で河野氏に関して明らかになったことを考えると、5月の安倍氏のインタビューで河野氏の名前が上がらなかったのは納得です。
総裁選の時期に、河野氏が官僚に怒鳴っていた音声が出て記事になっていましたが、河野氏のツイッターを見ていると、官僚に色々なことをやらせている感じもあったので、それほど意外ではありませんでした。
個人的には、河野氏に対して、おや、と思い始めた出来事が記憶にあります。
それは、昨年の大みそかの河野氏のツイートでした。
ツイートに対するコメントを見ていると、これで不信感を持った人も少なからずいそうだなと思いました。
今回の総裁選で、河野氏については色々なことが明るみに出ました。
メッキがはがれたと言われていますが、それがまさにぴったりな表現に思われます。
人間って本当に嬉しい時、喜びを隠せない生き物らしいです。
— 三木慎一郎 (@S10408978) 2021年9月19日
政治家は時にポーカーフェイスも必要です。
憧れのスーパーアイドルと会っても、決して心からの笑顔を隠さなければいけない時もあります。
オフショットの時も。 pic.twitter.com/yTkGdV7Htq
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