この記事によると、韓国では恋愛、結婚、出産を放棄する人たちがあらわれ、それにより死亡率が出生率を上回る状況(人口デッドクロス)になっているとのことです。
韓国では一流企業に入れるかどうかで、かなり生活水準が変わるようですが、たとえ一流企業に入ってもその中での競争のために、なかなか結婚、出産しないというのを以前聞いたことがあります。
下記のOECDの統計で確認してみると、韓国の出生率(Fertility rates)は2015年以降、OECDの中で最低水準となっています。また、その数字は下降傾向にあり、2019年で、0.9となっています。
このOECDの文章にありますが、移民がなく、死亡率が変化しない場合、出生率は2.1が人口の安定する値だそうなので、それに比べると0.9はかなり低い数字です。
Assuming no net migration and unchanged mortality, a total fertility rate of 2.1 children per woman ensures a broadly stable population.
ちなみに、2018年度で見ると、OECD平均は1.6ですが、日本はそれよりも低い1.4となっていています。
(↓ランキングに参加しているのでクリックしていただけると幸いです)