やっと『国史教科書』(令和書籍)が今年教科書検定を合格しました。
平成30年4月からの教科書検定の申請以来、不合格が続いていましたがようやくの合格です。
この『国史教科書』は、明治天皇の玄孫(孫の孫)である竹田恒泰氏が書いた中学の歴史教科書です。
『国史教科書』の「市販版」が今月中旬より、Amazonと紀伊國屋書店でのみ販売されています。
この本は、予約段階から売れ行き好調で、Amazonでは予約段階で品切れとなっていました。現時点で、Amazonの総合ランキング1位で、紀伊國屋書店のウエブストアでは「お一人様3点まで」の購入点数制限があります。
7月25日の「あさ8」に竹田恒泰氏がゲスト出演し、冒頭から『国史教科書』について解説していました。
学校向けとしては、公立中学や私立中学に見本が配布されていて8月末ごろまで採択期間となっているようです。
既に何校か『国史教科書』を採択する学校はあるそうですが、竹田氏は公立校ではほとんど採用されないと言っています。
竹田氏は、この教科書についてはまず偏差値の高いトップ校での採用を目標にしています。
現在、ほとんどの進学校では山川出版社ともう一社の歴史教科書が多く採用されているそうで、それらの会社を竹田氏は競合ととらえています。
竹田氏は、競合の教科書の内容を網羅した上、偏差値の高い上位校の過去の入試問題を分析し、サブテキストもなしでこの教科書だけで受験対応できるにように教科書を作りこんでいます。
まずは、多くの人に使ってもらうというよりも、進学校に進んで将来官僚になるような人たちに向けた教科書を目指しているそうです。そうすることによって、正しい歴史認識を持った官僚が育つということです。
R6 07/25【ゲスト:竹田 恒泰】百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時! 第420回 - YouTube
竹田氏は、次のステップとして、YouTubeで動画をあげることを考えています。この教科書を使って自ら歴史の授業の動画を上げるそうです。
そうすることによって、自分の学校の教科書が『国史教科書』でなくとも、(必要であれば2000円で教科書を購入して)、学生がレベルの高い『国史教科書』の内容の授業を受けられるようになるとのことです。
この竹田氏の授業動画はちょっと楽しみです。
ちなみに、令和書籍のXの投稿を見て、各自治体での教科書展示会というものを知り、しばらく前に地元の展示会に行ってきました。
たしかに、他の教科書は色やイラストが多くて文字数が少なそうな感じでしたが、『国史教科書』は情報量が多くしっかりした感じで、ちょっと別格という感じでした。
6月から7月にかけて各自治体で教科書展示会が開催されます。誰でも入場可。開催日程は自治体によって異なります。検定合格した教科書(令和7年4月から中学校で使用)が陳列され、手に取ることができるほか、意見も提出できます。開催の詳細は「自治体名」「教科書展示会」のワードで検索して下さい。
— 令和書籍 (@reiwashoseki) 2024年6月1日
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