テレビ番組の制作会社が倒産するケースが増えていて、過去10年間で最悪の事態に陥っているそうです。
テレビ番組の制作会社が倒産するケースが増えている。東京商工リサーチによると、今年1~9月で14社が倒産しており、これは前年同期(6件)の2・3倍のペースで、過去10年間で最悪の事態に陥っているという。
この記事で、関係者の発言として、テレビやネットの配信チャンネルなど広告費が分散しているということが書かれています。
「まず、地上波のテレビ各局ですが、NetflixやAmazonプライム、ディズニープラスなど配信チャンネルが増えて多チャンネル時代になったため、広告費が分散しています。このため、これまでも制作費はじわじわと削られていましたが、ここに来て激減していますね」と話すのは中堅制作会社の関係者だ。
テレビを含む既存メディアとは異なり、インターネットの広告収入は右肩上がりです。
2021年には、ネット広告費が、テレビなど4媒体合計を初めて上回っています。
電通は24日、2021年の日本の広告費に関する調査を発表した。インターネット広告費は前年比21%増の2兆7052億円と初めて新聞、雑誌、ラジオ、テレビの「マスコミ4媒体」の広告費を上回った。
AmazonプライムビデオやNetflixなどのストリーミングサービスでは、面白いドラマや映画が見ることができます。ボクシングやその他の大きなスポーツのイベントなども配信されます。更に製作費がかかってそうなオリジナルコンテンツも見ることができます。
YouTubeでは、多くの芸能人のチャンネルをはじめ、趣味に関連する動画、実用的な内容の動画など、幅広い動画を見ることができます。
昔は家で動画を楽しもうとすると、テレビ番組が中心でした。しかし、今ではテレビは膨大にある動画コンテンツの中の単なる選択肢の一つとなってきているのだと思います。
コンプライアンスが厳しくなっているということもあるのでしょうか。見たいと思うようなテレビ番組もあまりありません。
スポンサーも宣伝効果の見込めないテレビ番組に出資しなくなっているのでしょう。
以前と同じような予算ではテレビ番組は作れないという状況は今後も続くのではないでしょうか。
ちなみに、個人的には何本かテレビ番組を録画していますが、面白くなさそうだったら見ないまま削除しています。そのかわりに、それよりも面白そうなYouTubeやAmazonプライムビデオの動画を見ています。(Fire TV Stickは重宝しています)
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