米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が演説の中で、対中国のために日豪と関係を深めるべきだと述べたとのことです。
中国の台頭は「安保、繁栄、生活様式に大きな影響を与えかねない決定的な問題だ」と強調、中国と対峙(たいじ)する上で日本やオーストラリアなどの民主主義国と「関係を深めるべきだ」と主張した。
作家の百田尚樹氏が『百田尚樹の日本国憲法』で、軍事同盟NATOについて書いています。
NATOの条約というのはすごいもので、ある国がNATO加盟国を攻撃した場合、他のNATO加盟国は、その攻撃を自国に向けてなされたものと見なします。
つまり、ある国が、NATO加盟国の1国に攻撃したら、NATO加盟国全体を敵にすることになります。これが戦争抑止力になります。
2015年にトルコが領空侵犯したロシア軍機を撃墜したのに、ロシアがトルコに報復できなかったのは、トルコがNATO加盟国だったからということです。
この軍事同盟に、もし日本が加盟できたなら、どんなに素晴らしいことでしょう。そうなれば、中国の軍事的恫喝を恐れることもないでしょう。
NATOとの関係は強化されてほしいと思います。
ちなみに、百田氏の本では、このような軍事同盟に加盟していない国がどのように自国を守っているかについても書かれています。
スイスは永世中立国ですが、徹底した武装中立国家です。
スイスの人口は、日本の1/10以下ですが、スイスでは徴兵制が敷かれ、スイス軍は予備役兵をあわせると24万人おり、日本の自衛隊とほぼ同規模です。
スイス国内で、核シェルターの普及率は100%を超えているそうです。また、他国に進行された場合に備えて、橋・トンネル・道路などをいつでも封鎖・爆破する仕組みを構築しています。
このような他国に対する徹底的な備えが自国だけですぐにできないなら、まずは軍事同盟の方に期待したいです。
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