ウクライナ危機(ロシアがウクライナに侵攻しそうな状況)に関して、岸田文雄首相は15日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談を行いました。
同じ日に、林芳正外相は、ロシアのマクシム・レシェトニコフ経済発展相とテレビ電話会議をしました。目的は経済協力プランなどについて協議することだったそうです。
自民党外交部会の佐藤正久部会長が、この件について、「首脳会談の裏で、制裁を検討している相手に対しなぜ経済協力なのか。このチグハグ感は批判されてもしようがない」と述べています。
また、自民党の高市早苗政調会長は17日の党会合で、ウクライナ侵攻の可能性が取り沙汰されるロシアとの間で経済協力に関する閣僚会合を開いた林芳正外相の対応を批判しています。
「G7の結束を乱そうとするロシアを利することになる。大変強い懸念を覚えた」と述べています。
岸田総理が、(ロシアが進攻しようとしている)ウクライナの大統領と会談しているその日に、林外相が、ロシアと経済協力について会談するというのは、本当にいかがなものかと思います。
ところで、林外相は、その翌日には、三浦瑠麗氏に招かれてコロナについて議論していたようです。
このツイートで指摘されていますが、外務大臣にコロナの話を聞いてどうするつもりなんだろうか、と思います。
外務大臣にコロナの話を聞いてどうするつもりなんだろうか。しかし、これだけ外交問題が山積みの中、仮にも現職大臣が三浦氏のお呼びに飛んで行くってどういう関係なんだろうね。 https://t.co/1P79bhMoUI
— 海乱鬼 (@nipponkairagi) 2022年2月16日
ちなみに、三浦氏は、Googleで検索しようとすると、「中国」、「国籍」などの言葉が2番目の候補として出てきました。
林外相は、もう辞められてますが、親の代から日中友好議連の会長だったのを思い出しました。
ここまで書いていてもう一つ思い出しました。
去年、中国とロシアが津軽海峡などで共同軍事訓練をしていました。
(↓ランキングに参加しているのでクリックしていただけると幸いです)