有事の際の避難場所があるのかというのがずっと気にはなってましたが、一応そういうのがあるというのをこのニュース(3月20日の産経新聞紙面)で初めて知りました。
日本が弾道ミサイル攻撃を受けたことを想定し、自治体が指定する緊急一時避難施設は全国に約5万カ所あるそうです。そのうち、人的被害の抑制に最も有効な「地下施設」の割合が、昨年4月時点で2・4%にとどまることが分かったとのことです。
そして、「国は令和7年度末までの5年間で地下施設の指定数を増やす方針だが、施設の場所自体が周知されておらず、有事の際に機能するかどうかは未知数」とのことです。
北朝鮮などからミサイルが飛んで来たら『自衛隊は海上と地上の双方から迎撃する構えだが、元自衛隊幹部は「同時に複数発射されると、全て撃ち落とすことは困難。民間への被害も避けられない」』とのことです。
脅威の高まりを背景に、国民保護法に基づいて都道府県などは、避難先となる5万1994カ所(昨年4月時点)を緊急一時避難施設に指定している。
場所は内閣官房の「国民保護ポータルサイト」で公表しているが、その多くはコンクリート造りの地上構造物。内閣官房によると、爆風や熱線からの被害抑制に最も有効な地下施設の割合は約2・4%(1278カ所)にすぎない。
上記のように避難先は、内閣官房の「国民保護ポータルサイト」で公表されています。
読者の皆さんの近隣には地下の避難施設はあるでしょうか。
有事の際の地下の避難場所がほとんどないので、もし日本にミサイルをどんどん撃ち込まれたらひどい事になりそうです。そして、日本の近隣には核を持っている国が多いです。
日本は、核や敵基地攻撃能力のような抑止力もなく、専守防衛です。そして避難場所も整っていません。
つまり、攻撃を受ける立場なのに、攻撃を受けたときの準備ができていないというような状況のようです。
かなりリスクの高い状況ですので、政府や国会でなんとか現実的な安全保障の対策をとっていただきたいです。
核シェアリングなどの議論すらしないという方々もいるようですが、そういう主張をされる方には、国民や国民の財産を守るための有効な代替案をぜひ出していただきたいものです。
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