メディアはあまり伝えていないようですが、菅前総理は数々実績を残されました。
虎ノ門ニュース(2021年9月7日)で、高橋洋一氏により菅政権の実績がまとめられていましたが、今まで10~20年積み残しされてきた色々な問題に菅総理は1年間でかなり対処しています。
・日本学術会議の見直し
日本学術会議が推薦する会員候補を任命拒否しました。これにより、学術会議は税金が10億円が投入されているのに、中国に利することをしていて、一方で、日本の防衛にマイナスになることもやっている団体だというのが明らかになりました。
・「従軍慰安婦」表現不適切 閣議決定
「従軍慰安婦」は誤解を招く恐れという答弁書を閣議決定しました。そして、教科書の従軍慰安婦表記が訂正されることになりました。
・土地規制法案
外国資本に対する土地規制法案が、今まで議員立法として出ても全然通りませんでしたが、菅前総理が閣法(内閣が国会に提出する法案)で通しました。残念ながら、中国寄りの公明党により、骨抜きにされてしまいましたが。
・台湾外交
日米首脳会談で共同声明に「台湾海峡の平和と安定」を初めて明記しました。画期的なことだったようです。意図されたことだと思いますが、その日米首脳会談にあわせるように岸防衛大臣が与那国島(日本最西端で、台湾から約110kmの距離の島)を訪問して中国をけん制しています。
・ワクチン調達と接種1日100万回
日米首脳会談での訪米では、ファイザー社にコロナワクチンの直談判という大きな目的もあり、実際にそこでワクチンを確約してきたそうです。今では、日本は世界でも上位のワクチン接種率となっています。
・原発処理水の海洋放出決定
福島第1原子力発電所の処理水を海に放出する方針を決定しました。
・皇位継承問題の進展
男系男子の皇籍復帰案を打ち出しました。
・東京五輪の開催
大手メディアまでも開催中止を主張していた中、五輪を開催しました。
・デジタル庁の創設
20年くらい前の小泉政権くらいからあった話を、菅総理が対応し、デジタル庁を創設しています。(日本はデジタル化が進んでいないので、ファイブアイズに入れるはずがない、と月間「正論」で読みましたが、その点も考慮されていたりするのかな、と思いました)
・周波数帯の再編
周波数を有効活用するために、再編する話も検討していたそうですが、放送関係者にとってはまずい話なので、一切報じられていないそうです。
また、2021年9月6日の虎ノ門ニュースでは、「救う会」の会長である西岡力氏も菅前総理の実績について語っていました。
菅前総理は、国対に働きかけて、憲法改正のために国民投票法を通しています。
西岡氏によると、菅前総理は拉致被害者問題に非常に真剣に取り組んでいたとのことです。アメリカ側にもそれが伝わって、アメリカの国務長官がブルーリボンバッジを会議に自らつけてきたことがあったそうです。
評論家の江崎氏によると、菅前総理がベトナム訪問し、そのタイミングでQUAD関連の演習を行ったりして、中国をけん制するということもされていました。
菅前総理により、日本が良い方に導かれていると感じがしていたので、正直なところ、菅前総理が辞めるニュースを聞いたとき、2,3日気分が落ち込みました。
わざとなのか、取材の能力がないのかわかりませんが、メディアは菅前総理の実績をほとんど報じていないないようです。
産経新聞の(政治部担当の)記事でも、菅政権はコロナ対策と情報発信がダメだったというようなことが書かれていました。非常に驚きました。取材して情報を発信する側の新聞が、よくそんなことを書けるなと思いました。政府が教えてくれないから書けないと言ってるようにも聞こえます。
西岡氏が、菅前総理の後は、誰がなっても菅前総理ほどの人はいないと言っていましたが、それには同感です。
菅政権の後、想像していなかったような中国とつながりが深そうな政権となって、かなり中国に配慮したこと(対中非難決議見送り、外交ボイコットをしない、河野談話見直し否定など)をしています。西側諸国から距離をおかれつつあるニュースを聞くようにもなりました。
来年は日中国交正常化50周年で、更によくない方向に行きそうな雰囲気もありますが、なんとか良い方向に向かってほしいものです。
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