東京新聞の記事によりますと、韓国国防省は、2日に国防白書(2020年版)を発表し、その中で韓国は日本の扱いを下げたそうです。
聯合ニュースによると、周辺国との交流や協力について記載した部分で、18年版白書では日本は共に協力しなければならない「同伴者」と表記していたが、今回は「隣国」との表現にとどめた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/83586/
これに先立って日本では、去年の7月に、日本の防衛白書で韓国の扱いを下げているというニュースがありました。
これにより、今回韓国は日本の扱いを下げたようにも思われます。
しかし、もともとは、日本の防衛白書に書かれていますが、日韓防衛当局間にある課題のために、このような状況になっています。
防衛白書(令和2年版)からの抜粋です。
他方、日韓防衛当局間にある課題が日韓の防衛協力・交流に影響を及ぼしている。その例として、18(平成30)年10月、韓国主催国際観艦式における海自の自衛艦旗5をめぐる韓国側の対応、同年12月の韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制に関するレーダー照射事案、日韓GSOMIAに関する対応がある。防衛省・自衛隊としては、こうした懸案について引き続き韓国側に適切な対応を求めていくこととしている。
ちなみに、防衛白書はAmazonのkindle版は無料(紙版は有料)で手に入ります。
ちょっとボリュームはありますが、kindle版では検索機能が使えるので、何か探すときには便利です。
在韓米軍が撤退する流れになっていて、韓国はアメリカと軍事的には距離が離れつつありますが、日本も少しずつ離れていっているようです。
北朝鮮融和派の文大統領としては、狙い通りの展開ということなんでしょうか。
(↓ランキングに参加しているのでクリックしていただけると幸いです)