保守系の民間団体「国際歴史論戦研究所」が、7月9日の記者会見を行いました。
日本学術会議の連携会員3人が、米ハーバード大のラムザイヤー教授の、慰安婦の「性奴隷説」を否定した論文の撤回を求める声明に署名していたことを明らかにしました。
この研究所は7月9日付で3人の除名処分を求める公開質問状を日本学術会議に送ったそうです。
論文に反論するのではなくて、論文の撤回を求めるというのは、学問の自由を侵害する行為だと思います。
昨年の任命問題のときに、日本学術会議側で「学問の自由が奪われる」みたいなことを言っていた人たちがいたのが思い出されます。
8月16日、国際歴史論戦研究所は、日本学術会議が「学問の自由」に関する重大問題に沈黙しているとして、会議を廃止するよう菅義偉首相に求めました。
もう単純に、廃止で良いんじゃないでしょうか。
櫻井よしこ氏の対談本である『赤い日本』に日本学術会議についての記述があります。
櫻井 2017年に日本学術会議は「軍事研究」忌避の声明を改めて出しました。
日本学術会議は、大学に「日本の」軍事研究にはやめるよう圧力をかけてきました。その圧力で中止になった研究もあります。しかし、外国からの研究費をもらって場合には、問題なく研究が行われるそうです。
そして、日本学術会議は、年間約10億円の予算で運営されていますが、過去10年間何の提言もしていません。
こんな日本学術会議ですが、4月には、「変更する積極的理由を見いだすことは困難」とのことで、組織形態を見直す気がないという報告書を政府に提出しています。
税金はもらって、何もせず、日本の国益を損ねるようなことをしている、でも改革する理由は見当たらない。
どういう発想なんでしょうか。
そんな報告書を出すのは、ある意味勇気があるなと感心してしまいます。
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